結婚

卒花が教える緊張の顔合わせ攻略方法

両家顔合わせの準備

では早速、両家顔合わせをする前の準備の段取りを見ていきましょう。ここからは実際に顔合わせを行った卒花の声を交えながら、ご紹介していきます!

①顔合わせをするときの雰囲気を決める

両家の顔合わせには色々なスタイルがあります。料亭でおごそかに行うのか、レストランでフランクに食事会をするのか、これといって決まりはありません。「フォーマル」か「カジュアル」、「和」か「洋」もしくは「中」など、ざっくりしたイメージを固めていきましょう。

 

両家に合った顔合わせの場にすることで、参加者の満足度も上がるでしょう。事前にお互いの両親の希望を聞いておくと、より安心です。

 

卒花の声

顔合わせについて両親に聞いたら「かしこまった場は緊張しちゃうから、気を遣わない食事会がいいな」と言われました!おごそかな雰囲気でやった方がいいのかと思っていたので意外でした…!両親の声を聞いてよかったです。

②顔合わせのスケジュール調整をする

続いて顔合わせのスケジュールを決めていきましょう。基本的に顔合わせは結婚式の3~6か月前がベストです。顔合わせをする月を新郎新婦でしぼり、お互いの家族に予定を聞きましょう。候補は3~4日出してもらうと、決めやすいでしょう。

 

③顔合わせをするお店を選ぶ

顔合わせにおいてお店選びは重要です。お店の場所は、両家の中間地点か新郎新婦の生活拠点付近を選びましょう。極端にどちらかの実家に近いところを選ぶと、片方の家族が苦労することも…。もし中間地点で良いお店がない場合は、一般的に男性側が女性側へ出向きます。

 

また顔合わせをするお店は、以下のような条件が揃っているところにしましょう。

 

・両家の好みに合っている

・個室が完備されている

・料理がコースで出てくる

・接客が行き届いている

・アレルギーにも対応してくれる(※アレルギーのある人がいる場合)

 

顔合わせはカジュアルなものであっても、個室で行なうことをおすすめします。個室の方がお互いの声が聞き取りやすく、顔合わせに集中できるからです。

 

また、店員さんのホスピタリティも重要です。これは口コミなどを見て確認しましょう。

「料理が出てくるのが遅い」「店員さんの態度が悪い」といった口コミがある場合は要注意!せっかくの顔合わせが台無しになってしまう可能性もあるので、こうしたお店は避けましょう。

 

またアレルギーのある家族がいる場合は、別メニューで対応してくれるお店が理想的です。その際、当日の席順を予め店側には伝えておきましょう。店員さんが、どこに座る人が別メニューなのか把握していれば当日の配膳もスムーズです。

 

卒花の声

食べるペースを見計らってお料理を出して下さり、細かい配慮に感謝です!個室だったので周囲の声も気になりませんでした。アレルギーメニューにも対応していただけたので、結果的に家族からは「良いお店だったね!」と言ってもらえました!

④当日の料理を選ぶ

お店が決まったら、当日の料理を決めましょう。料理といっても、顔合わせにはコース料理がおすすめです。コース料理ならメニューに迷って注文する手間がなく、当日の進行にも滞りがありません。もし家族の中で好き嫌いやアレルギーのある方がいる場合は、それに合わせた料理を選ぶと良いでしょう。

 

ちなみに平均的な予算は、1人あたり1万円~1.5万円とされています。ただし価格だけにとらわれず、コースの中身や料理のボリューム、食べやすさなどにも注目して決めましょう。

お店を予約するときは日時・人数・コース名・アレルギーの有無などを伝えておきましょう。ネット予約をする場合、備考欄はお店側が見落とす可能性もあります。ネットで完結ではなく、確認の電話を入れておくと安心です。

 

卒花の声

義母はお肉や油物が苦手なので、野菜を多く使った創作料理のお店を選びました。主人の家族は全員お酒が飲めないので、お昼に顔合わせを開催。ランチコースだったので、料金も安くおさえることができました!

⑤顔合わせの服装を決める

当日の服装は、事前にある程度決めておきましょう。片方の家族は非常にカジュアルで、片方はピチッとスーツを着ている、といったことがないように予めドレスコードを決めておくのがマナーです。

 

服装は当日の雰囲気、会場の雰囲気などにあわせて決めるのがおすすめです。たとえば高級料亭でかしこまった顔合わせをするなら、両家共にフォーマルなスーツ姿でも差し支えないでしょう。反対に、カジュアルといっても半袖短パンのような格好はNGです。男性は少なくともジャケット、女性は露出が少なく派手すぎない服を着用しましょう。

 

また花嫁は振袖を着用することも少なくありません。振袖は結婚したら二度と着ることのないアイテムです。フォーマルな顔合わせの場合は振袖を着用するのもおすすめです!

 

卒花の声

私たちの場合はカジュアルな顔合わせを目指していたので、家族にも「ある程度砕けた服装でいいよ」と伝えてありました。結果的に両家共に、オフィスカジュアルのような服装で統一できました!ご飯も食べやすそうで良かったです。

⑥顔合わせの費用分担を決める

近年では新郎新婦が手持ちのお金を折半して、顔合わせの費用を分担することが多くなっています。これはあくまで「両親を招待する」といったスタイルです。もちろん、両親から資金の援助がある場合はそれも視野に入れて良いでしょう。ただし両家から費用をもらうとなると、後々トラブルにもなりかねません。できればこうしたトラブルを回避するためにも、新郎新婦が自ら費用を負担した方が安心でしょう。

 

ちなみに家族が遠方から訪れる場合は、交通費や宿泊費も負担してあげると丁寧です。もちろん全てを新郎新婦が負担しなくてはいけないわけではありません。最終的に交通費や宿泊費は家族と相談が必要ですが、声はかけておくようにしましょう。

 

卒花の声

私たちの場合は、新郎新婦が折半して費用を負担しました。当日は両親たちにお財布を出させることなく終えて、気持ちよく帰ってもらいました。コース料理の他にお酒やドリンク代をあわせて、6万円前後だったと思います。

⑦手土産を選ぶ

手土産はあっても無くても問題ありません。両家が不要だと判断すれば、手土産なしで顔合わせを行うこともあります。

 

ただし、どちらかの家族だけが手土産を持ってくる、ということが無いようにしましょう。手土産を交換する場合は、大体の予算を決めて統一するのがおすすめです。手土産の予算は大体3,000円~5,000円とされています。双方の手土産に格差ができないよう、予算をあらかじめ家族に伝えておきましょう。

 

手土産に無難なのは、「お菓子」や「果物」です。迷ったらこういったものを選びましょう。また地方からくる場合は、ご当地のお土産を持参すると話のタネになります。相手家族にも喜ばれるでしょう。

 

また、手土産にのしを付ける必要はありません。もし付けたい場合は結婚式に使われる「結び切り」を用います。また表書きは「寿」と記載するのが一般的です。

 

卒花の声

私たちの場合はお互いの両親が「手土産は気を遣うし面倒!」と言っていたので、お互いに持っていきませんでした。

両方の家族が要らないと言えば、わざわざ買う必要はないと思います!

⑧当日の段取りを決める

ある程度顔合わせのスケジュールが決まってきたら、細かい当日の流れを決めていきます。当日は歓談をメインとするのか、しっかりスケジュールを決めて執り行うのか、二人の間で話し合いましょう。両親同士が初めて会う場合は、記念写真の時間や婚約記念品の贈呈などといったイベントを盛り込むのがおすすめです!こうしたイベントがあれば、無理に話をつなげようとする必要もありません。

 

当日の段取りに関しては後程詳しくご紹介するので、そちらをご覧ください。

⑨両親に顔合わせの予定をアナウンスする

お店の予約や段取りが確定したら、両家に顔合わせの予定をアナウンスしましょう。これは新郎新婦が、それぞれの家族に伝えれば問題ありません。お店の場所を聞かれたら、お店の名前を教えたうえで、行き方を大まかに伝えましょう。

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